≪ ＴＯＰページ目次へ　　≫

【コメント】

愛知県の情報公開度が上がったといわれていますが、廃棄物行政については、三重県・岐阜県に大きく遅れをとっていました。しかし、平成１３年３月末に、情報公開審査会は、愛知県の情報公開度を大きくアップする答申を出しました。

　

＜三重県＞・＜岐阜県＞

日頃より、野焼きや施設に対する通報や保健所との話し合いをしている。しかし、なかなか改善が進んでいない場所も多い。私たちからの情報がどのように生かされているのか知りたく、公開請求をすることとした。また、岩倉市・岡崎市については、男児出生率低下の傾向が高いため、調査研究のため請求した。

　

廃棄物対策課、津島保健所、江南保健所（岩倉市分）、豊川保健所（音羽町分）、岡崎保健所（岡崎市分）において行った廃棄物等に関する行政指導･行政命令がわかるすべてのもの（平成１１年度）

非公開（ただし、津島保健所管内の市町村に対して行ったもののみ公開）

理由：行政指導に関する情報が記録されており、開示する事により、産業廃棄物適正指導事業の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがあるため（７条６号）＝非公開

Ｈ１３年３月、三重県男性による異議申し立てに対し、審査会は公開すべきとの答申を出しました。よって、公開されることになりました。（２０００．３．３１）

　愛知県でも、情報公開審査会の答申により、４月より、違法行為に対する行政指導は、全面公開となりました。また、今まで、第３者照会（業者へ公開しても良いかの意思確認）をしていましたが、これもなくし、２週間以内で公開されるようになりました。

　

　愛知県では、情報公開日に業者に保健所で待ち伏せを受け、追跡されるという事件がありました。第３者照会システムにより、公開日・公開場所が業者に知らされる仕組みによるものでした。

　

「情報公開請求者のプライバシーと安全が保証されないシステムは問題である」

「情報は、欲しいときに得られてこそ価値がある。第３者照会により、いつも公開が延長され、情報価値も低下している」

「何度通報しても、状況が改善されない」

「業者との信頼関係より、県は市民との信頼関係を築くべき」

などの情報公開審査会で意見陳述がされました。

　

「枝下」の基準値を４４倍も越えたダイオキシン汚染問題を契機に、「日頃より市民から苦情が寄せられている施設に対し、簡単に県の許可の延長が行われている」「近くの焼却炉の煙がひどいが、県はきちんと対応していてくれるのだろうか？」という声が寄せられている。市民からの苦情や意見がどのように廃棄物行政に生かされているのか知りたく公開請求することとした。

・産業廃棄物処理業申請の内容がわかるものすべて（焼却のみ）＝公開延長

・許可するにあったての審査状況（現場検査を行った状況等の指導経過内容も含む）がわかるものすべて

・今まで県が行ってきた行政指導・改善命令及び業者の改善状況がわかるもの

�@県が行ってきた行政指導及び行政指導に対する業者の改善状況がわかるもの（足助保健所）

【通知】平成１０年４月１日に豊田市が中核市になった事に伴い、豊田市に引き継いだため＝非公開

�A県が行ってきた改善命令及び改善命令に対する業者の改善状況がわかるもの（県）

【通知】開示請求に係る行政文書を作成又は取得していないため＝非公開

�B産業廃棄物処理業許可申請に関して、許可するにあたっての審査状況（現場検査を行った状況等の指導経過の内容も含む）がわかるもの

【通知】開示請求に係る行政文書を作成又は取得していないため＝非公開