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【コメント】 |
★ 目 次 ★ |
1.名古屋市のごみ処理の現状 2.「名古屋市のごみ減量施策」と「市民の活動」の経過 |
1.名古屋市のごみ処理の現状 ★ |
◆昭和58年:南区でビン・缶の資源回収がはじまった。 ◆平成11年2月18日:名古屋市は「非常事態宣言」を発令 ◆平成11年2月:事業系ごみで、「資源化可能な紙ゴミの清掃工場への搬入を禁止」 減量目標 : 3万3千t(11年度) ◆平成11年5月:やっと、全区でビン・缶回収がはじまった。 ◆平成11年6月14日:有料化に向けて具体的な検討を始めると新聞報道
◆平成11年6月25日:「ごみ減量先進都市なごや」検討委員会から『ゴミ有料化が有効であり、検討すべき』を含む緊急提言発表。 ◆平成11年10月:「ごみ指定袋」スタート!
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◆平成11年11月:環境事業局・記者クラブ発表資料より |
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***<なぜ減ったのかな? 考えられる要素は・・・>***
(※1)「中部リサイクル市民の会」では、
◆平成11年12月:ごみ減少率 急ブレーキ <中日新聞より> (「2年間で20万トン減」の目標達成は困難?)
○ごみ量 (単位:トン)
可燃ごみがプラスになったのは昨年11月以来、12カ月ぶり。 ごみ量は昨年12月、前年同月比でマイナスとなって以来、連続12カ月の減少。特に今年4〜7月は4カ月連続で減少率が10%を超えていた。 一方、松原市長は家庭ごみ収集の有料化について「スケジュールに乗せる段階ではない」と説明。指定ごみ袋制度の完全実施などが予定されている来年8月までに導入することは「考えていない」と述べた。来年夏までに実施されない場合、任期(2001年4月)内導入は困難とみられる。 藤前干潟に代わるごみ最終処分場の建設地にめどを付ける時期については「調整が済んでいない。『できるだけ早く』としか言いようがない」と話した。 |
2.「名古屋市のごみ減量施策」と「市民の活動」の経過 ★ |
<平成11年> ●< 2/13>「へらそうゴミ!なごや市民集会」Part1を開催
●< 2/18>名古屋市は「非常事態宣言」を発令 ●< 3/23>「へらそうゴミ!なごや市民集会」Part2を開催
●< 5月>やっと名古屋市全区で、ビン・缶資源回収はじまる ●< 6/14>有料化に向けて具体的な検討を始めると新聞報道 =
●< 6/24>市民団体より「公開質問状」「要望書」提出
●< 6/25>「ごみ減量先進都市なごや」検討委員会から 『ゴミ有料化が有効であり、検討すべき』を含む緊急提言発表。 『20万トンのごみ減量を達成させるための緊急提言』が出ました。 検討委員会の緊急提言の概要 提言1 容器包装の削減と資源化の推進
●< 7/10>「へらそうゴミ!なごや市民集会」Part3を開催 = = どう受けとめましたか?緊急提言. = ●< 7/16.17>新聞報道から(毎日・日経新聞)
●< 7/26>藤前干潟を守る会から松原市長へ 「藤前干潟保全に関する要望書」提出 = <8/18、文書回答されました>
a.藤前干潟でのゴミ埋め立て計画が断念された以上、これを市民に貴重な自然境とし て、既に環境庁が設定計画を持っている国説鳥獣保護区の設定、国的に重要な湿地と してのラムサール条約登録地への指定をすみやかに進められたい。 b.恒久的な干潟の保全策、渡り鳥と干潟のサンクチャリーとしての整備や活用つい て、私ども藤前干潟を守る会と協議する場を持っていただきたい。 c.保全決定以後、日常的に来訪者が急増している現実に鑑み、暫定措置として トイレと水場(手洗い、足洗い用)の設置 日陰のある休息所(あずまや程度のもの) ゴミの分別収集ステーション(漂着ゴミの収集と啓発の意味を込めて) を、至急設置していただきたい。
あらたな海面埋め立ては考えないでいただきたい。 藤前干潟の保全が、世界に歓迎されたのは、地球環境の上で、干潟・浅海域が最も生 物生産量が高く、その保全と復元をはかる国際社会の潮流に合致しているからであ る。新たな浅海域の埋立は、藤前干潟保全の意義を低減させるものである。 名古屋港内の未利用地、遊休地、ゴルフ場建設地などの活用を図っていただきた い。愛知県と名古屋市が主体となって進めてきた公共事業である、名古屋港の開発全 体を合理的に見直すことこそ、ゼロエミッションという最終ゴールまでの暫定措置と して考えられるべきであり、失われている公共性への信頼を回復させるものである。
a.藤前干潟を保全し、非常事態宣言をして、「ゴミ減量先進都市」をめざす名古屋市 ならではの、デポジット制などの、積極的な「発生源対策」を取っていただきたい。
循環型の社会をめざすなら、これを逆転させてほしい。
c.リサイクルの輪が完結することを促進する施策をとってほしい。 例えば再生チリ紙を市民に配布した市があった。学校で子どもたちにリサイクルを教 え、牛乳パックなどを持ってこさせるが、それが再生されたものを子どもたちが使う ことができ、その輪が完結していることを実感できるだろうか? d.これまでの行政が考えたことを上位下達式に進めるというやり方では、飛躍的 なア イデアは出にくいことが、この度の検討委員会答申でもよくわかる。非常 事態の今に なっても、これまで幾たびも論議され、市民が一番求めている発生 源対策が、「中長 期的課題」として、また先送りされているからである。厳しい批判を恐れず、意欲的 な市民の声をよく聴いて、市民とともに施策を決めていくという姿勢をとっていただ きたい。 ●名古屋市の回答(環境事業局) 「ごみ減量先進都市なごや検討委員会」におきましても、ごみ減量・リサイクルに意欲的に取 り組んでおられる市民、事業者を会議に招いて、意見交換を行い、審議の参考とさせていた だいているところです。また、「ごみ減量先進都市なごや検討委員会」から6月に出されました 緊急提言につきましても、広報なごや、ホームページ等において幅広く情報提供を行うととも に、郵便、ファックス、インターネット等で意見を聴取しているところであり、今後も、例えばごみ 問題に関するシンポジウムの開催など、幅広く広報広聴に努め、ごみ減量をすすめてまいり たいと考えております。
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