Last Update : 2000/ 2/ 1
 
「あいちの環境を考える仲間たち」のホームページ
 
★ ダイオキシン値、
「産廃業者の測定値」と
「市の抜き打ち調査値」に大差★
                     <愛知県・半田市>
 
 
ダイオキシンの測定が義務づけられたものの、その値がどのようにでも操作できるのでは?との疑いが裏付けられたような事件です。
 
 

 
(中日新聞 2000.02.01より)
 半田市にある産業廃棄物処理会社の排気ガスのダイオキシン濃度が、市との公害防止協定でとり決めた保証値を上回っていた問題で、同社は31日までに調査結果と対策をまとめ、市に報告書を提出した。市は会社側の対策を了承する一方、問題となった焼却炉の抜き打ち調査を継続していくことを決めた。
 
 問題となった焼却炉は、同社に3つある焼却炉の第2号炉。排煙中のダイオキシン濃度は、昨年10月に同社が行った調査で1立方メートル当たり1.6ナノグラム(1ナノは10億分の1)だったが11月の抜き打ち調査では41ナノグラムと、法律の基準値(80ナノグラム)は下回ったものの、市との保証値(40ナノグラム)を上回った。大幅に調査結果が異なるため、市が同社に調査と説明を求めていた。
 報告書では、排煙を冷やす水噴射室の出口部分の温度が、11月の市の調査の時は10月の調査時に比べ10度高い290度だったためではないかと推定。当面の対策として、温度を280度以下に保ち、2001年に予定していたダイオキシン吸着装置の導入を、今年9月を目標に前倒しするとしている。
 

 
【意見が届きました】
<Hさんから>
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