(朝日新聞2000.02.02より)名古屋市のゴミ最終埋め立て施設「愛岐処分場」(岐阜県多治見市)の延命を求め、松原名古屋市長が1月、西寺多治見市長を訪れた問題で、梶原岐阜知事は1日の定例記者会見で、「ごみは自己完結、自己責任で処理するのが原則」と話し、名古屋市の対応に不快感を示した。知事は記者会見で、県の対応について「当事者である2市の問題」としながらも、「一般論として、自分で出したごみは自分で処理するのが大原則。そのために120%努力すべきだ」と話した。その上で、「県には、ごみ問題をガラス張りで話し合う場がある。多治見市から何らかの相談があれば、そこで対応を話し合いたい」とし、県廃棄物問題検討委員会(座長:館正知・元岐阜大学長)を開いて、県としての対策を探る考えを示した。