「あいちの環境を考える仲間たち」のホームページ
99年8月28日、29日に和歌山県橋本市において開催された全国交流集会に参加してきました。
<第1日め>は、現場視察。
○和歌山市雑賀崎の海岸は、万葉集発祥の地。大きな船が入れる港の整備が主目的で、その埋立を産廃で行い工業団地をつくるという計画です。大きな船が利用する当てもなく、一次開発で既に造成された工業団地にも空きが目立ちました。「企業に工事をさせることが目的の開発だ」「企業のために税金が使われる」「当てのない開発で自然が壊される」と地元の人たちの声。
○橋本市菖蒲谷は、香川県豊島の不法投棄に次ぐ規模と汚染と言われています。1mの深さに埋め込まれたパイプの先に火をつけると青白い炎が・・・。プロパンガスが腐った?ような異臭には気分が悪くなった。近くに住む女性は「化学物質過敏症」となり公害病の認定を受けているそうです。道路沿いからは、ここが不法投棄現場とは分からない場所であることが、第3第4の豊島・橋本が日本のどこかにあるのでは?という不安がわいてきた。
<第2日め>は、基調講演&各地の報告会(橋本市教育文化会館)。
○事務局長の基調講演の後、各地の産廃運動の報告、ゴミ弁連の弁護士による法的な問題の説明が行われ、参加者350名は真剣なまなざしで聞き入りました。私たち一人一人が環境監視者であり、情報提供者でなくてはならないと痛感。